初めての證券口座
2020年父が亡くなりました。父の確定申告や遺産相続を兄の会社の税理士さん達にお願いしていました。父が亡くなって数ヶ月が過ぎた頃、兄に告げられました。
『お前も父さんの勤めてた証券会社に口座開け。俺も母さんも口座あるから、お前が開いたら相続が簡単に終わるんだと。』
父は高校卒業後、日本を代表する證券会社に就職し、系列の信託銀行や金融機関を定年まで勤め上げた金融畑一本の人でした。父は、資産のほぼすべてを株式で保有していました。亡くなる直前に、すべての株を売却してもらいました。
父は定年後再就職することもなく、厚生年金と企業年金と株式運用益で夫婦で暮らしていました。20数年経っていも兄と私が相続放棄すると、どう節税対策しても相続税が発生するほどの資産額だというのです。父の遺産は母がすべて貰えば良いと思っていた私たち兄妹ですが、税金を支払うなら相続しましょうとなりました。
こうして金融リテラシー0(ゼロ)の私は生まれて初めての証券口座を持つことになりました。
最初の一歩
口座を開設後数ヶ月経ってから、遺産が入金されたことを確認しました。MRFという銀行でいうところの普通預金のような口座に入っていました。利回りを確認すると、2020年当時0.000%でした。
このまま利回り0%に入れておいたら私
あの世に行った時、絶対父に叱られる!
当時ひとり息子が就職して、親としての役目に一区切りがついた頃でした。学費の心配が終わったので、今度は自分の老後のしたくです。まずはお金の心配です。世間は「老後2000万円問題」が取り沙汰されていました。私は住宅ローンの返済が80歳まであります。ローンの終わっている方が2000万円必要なら、私は少なく見積もっても3~4000万円は必要だろうと想像できました。しかし、そんなお金はありません。勤務先は小さな会社なので退職金だってあるんだか無いんだか分かりません。当てにしない方が賢明だと思われます。そうなると自力で何とかしないといけません。ネットには各種情報が載っていますが、金融リテラシー0(ゼロ)の私は基本が知りたくて、書店で見つけた本を分からないなりに読み、分からないなりに理解した結果
つみたてNISAとiDeCoを始めよう!
やるなら證券会社が良いみたい。あら!?私ちょうど証券口座持っているわ!
早速、日本を代表する證券会社に窓口訪問の予約を入れました。初訪問したその日にNISA口座を開設して、つみたてNISAの銘柄を選びました。窓口のお姉さんはとても優しく親切丁寧に、全く分かっていない私に一つ一つ銘柄の特徴をパンフレットを見ながら説明してくれました。分からないながらに『投資をするなら分散投資が良いらしい』と聞きかじっていた私は3銘柄に分けて銘柄を選びました。iDeCoは郵送での申し込みになるとのことでしたので、後日開設してやはり2銘柄を選びました。つみたてNISAは2020年10月に初回積立し、iDeCoは翌2021年4月から積立開始できました。
不安
生まれて初めて持った投資商品です。つみたてNISAを始めてから、時折積み立てた額と評価額を確認していました。3銘柄毎にそれぞれ異なる動きを見せています。開始間もないからとは思っていても、たいして増えません。投資商品だからとは思っていてもマイナスになっていると、選んだ銘柄は間違いだったのではないかと不安になりました。なんといっても私は投資の世界ではずぶのド素人です。どの業界が元気があって、どの業界が今は元気がないのか、どの企業が今は優秀だけど内部に危険を孕んでいるのか、どの企業が今は注目されていないけどこれから伸びそうなのか、見極める目もなければ、想像すらもできません。自分の選んだつみたてNISAとiDeCoの銘柄がハズレを引いたような気がして、不安に駆られました。
学ぶ
私の所有する脳みそは量は控えめ出来はガッカリな、なんとも残念過ぎる仕上がりです。そんな残念すぎる脳みそが理解できちゃえるほど分かりやすく教えてくれるモノはないものか?と探し求めた結果、YouTubeにたどり着きました。現職の金融関係の方や元金融関係の方、投資家の方、保険関係の方、経理の方、企業家の方、お金持ちの方いろいろな方々のチャンネルがありました。金融リテラシー0(ゼロ)の残念すぎる脳みそを動かすほどお金の基本から分かりやすく説明してくれたのは、両学長さんの運営するリベラルアーツ大学さんでした。
かつては日曜日以外の毎日更新なさってらっしゃいましたので、動画本数すごいことになっています。朝に晩に自宅にいる時はずっと、運転中もスマホで再生して仕事や買い物・人と会っている間以外はずっと拝見・拝聴していました。少しずつ理解が深まって、残念すぎる脳みそは気が付きました。
今やっている事は、私の望む投資と合っていない
私が望む投資とは
金融リテラシー0(ゼロ)で残念すぎる脳みその私が望む投資とは、いったいどういう投資なのか?自分と向き合いました。
- 今あるお金を更に大きく増やしたい
- 将来の売却時にお得に利益を得たい
- 元本は減らさずに定期収入を得たい
- 手をかけたくない
- 株価チャートに張り付くことは、東証などの取引時間が勤務と重なるため時間的に出来ない
- 時間的にも脳みそ的にも小まめな売買はタイミングを見極められない
- 安心して放置しておきたい
- ひとつの銘柄で分散投資できるものが良い
- 銘柄選定に不安がないものが良い
- 息子にとっても使い勝手の良い投資にしたい
- 相続した息子も恩恵を預かれるような投資にしたい
望みをかなえる具体的な投資先
私が望む投資をかなえる具体的な投資の種類・銘柄を考えました。
- 投資の種類
- つみたてNISA
- 20年後の利益が非課税になるのは魅力的
- 投資信託は15年保有し続ければ損する可能性はほぼ0(ゼロ)になると言われている
- 長期保有できればこんな良い制度はないと思われる
- デメリットは資金拘束と20年後の株価大暴落の危険性
- iDeCo
- 掛金が全額控除されるのは魅力的
- 受け取り方によって適用される税金が異なるらしい
- デメリットは60歳まで引出せない資金拘束と自分に合った受け取り方を学ばないといけない
- 高配当株
- 元本となる株式を売却しないで、企業が存続する限り毎年配当金がもらえるのは魅力的
- 個別株を買う場合は企業の業務内容などを吟味して見極める必要があるらしい
- 優待株
- 私の生活に嬉しい株主優待をくれるところがあったら、是非恩恵に賜りたい
- つみたてNISA
- 銘柄
- 投資信託
- 1本で広く分散された投資先の商品が良い
- デメリットは銘柄や取り扱う証券会社毎に各種手数料が異なるらしい
- 個別株
- 外国株だと配当金が安定して高いものも多いようだが、為替リスクがある
- 日本株だと銘柄選定がしっかりできないと罠銘柄をつかみやすいらしい
- 投資信託
見直しを決めた理由
いろいろ学んで理解してきた私は気が付きました。
私の証券口座、各種手数料が高い上に
つみたてNISAとiDeCoに掛けたい銘柄がない😱💦
証券会社選びからやり直すことにしました。
ありがたい事に、つみたてNISAもiDeCoもお世話になる金融機関の変更が認められています。両方ともにお得な制度なので、それぞれ1金融機関のみでしかお世話になれません。変更するときには決められた手順に則ってすすめていくことになります。最初からキチンと選べていたら、しなくても良かったことです。ここまで読み進めてくださった方がもしもいらしたら、是非最初からあなたに最適な金融機関を選んでください。
証券会社を利用する目的
つみたてNISAとiDeCoは、証券会社以外でも始める事は出来ます。ではなぜ私はまた証券会社で始めようと思ったのか。それは、世界の企業に分散投資できる成績が良くて、手数料が格安な銘柄を安い経費で保有できるのが証券会社だと知ったからです。せっかく今のままじゃいけないと思って変えるんですもの。最高の成績を残してくれて、私の気持ちが不安にならない銘柄・金融機関を選ばなくては変える意味がありません。
証券会社選びのポイント
できればお世話になる証券会社さんの数は少ない方が良いと私は思います。それぞれの証券口座を使い分けるなんて高度な技は私には難しそうです。なので、
- つみたてNISAやiDeCoで保有したい投資信託があるコト。経費が安いコト。
- 株式売買手数料が安いコト。
- 100株未満の単元未満株が変えるコト。またその売買手数料が安いコト。
- 證券口座への入出金が使い勝手が良いコト。
以上のコトを各証券会社でどうなっているのか調べて行こうと思います。
🍃葉桜🌸
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